簡単にできるセルフチェック

今回は、厚生労働省が推進している「ストレスチェック(職業性ストレス簡易調査票)」の一部をご紹介しながら、仕事の負担感と仕事のコントロール感が、私たちのストレスにどのような影響があるのかについてお伝えします。
また、ストレスとは、自分ではなかなか気づかない特徴があると言われています。今の自分自身のストレス状態の程度を認識することで、目に見えないストレスを対処することができると言われています。
ストレスチェック
「ストレスチェック」は、今の自分のストレスレベルを知ることができます。57問の質問があるのですが、その中から仕事の負担感と仕事のコントロール感についての質問を一部ピックアップしてご紹介します。以下の質問に答えてみましょう。
①質問:非常にたくさんの仕事をしなければならない
回答:そうだ、まあそうだ、ややちがう、ちがう
②質問:職場の仕事の方針に自分の意見を反映できる
回答:そうだ、まあそうだ、ややちがう、ちがう
③質問:自分のペースで仕事ができる
回答:そうだ、まあそうだ、ややちがう、ちがう
④質問:自分で仕事の順番・やり方を決めることができる
回答:そうだ、まあそうだ、ややちがう、ちがう
①の質問は、仕事の負担度についての質問で、「そうだ」と回答した方は、仕事量が多い状態にあると言えます。②から④の質問は、仕事のコントロール度を測る質問です。「そうだ」、「まあそうだ」と回答した方は、仕事のコントロールが出来ていると言えます。
皆さんのお仕事の負担感や仕事へのコントロール感はいかがでしたか?
仕事のコントロール感とは?
業務量が多いことや、仕事が難しいことが、ストレスの原因になるのは、実感を持ちやすいと思います。しかし実は、仕事が忙しいことが、ストレスに直結するわけではありません。
自分のペースで仕事を進められ、自分の意見が通ると感じられることを、「仕事のコントロール感」と言います。仕事のコントロール感をもっていると、業務量が多くても、さほどストレスには感じないといわれています。
また、忙しくても、やりがいを持ち、自分に合っていると感じられる仕事には、あまりストレスを感じにくくなります。単に「業務量の多さ=高ストレス」とは言い切れないわけです。 反対に、大きなストレスと感じやすい状況としては、例えば、仕事量の割に、仕事の裁量が少なく、自由度も少ない状態が続く場合や、たくさんの仕事を言われるがままただひたすら取り組み、その成果も見えない…という状況なら、大変なストレスになるかもしれません。
この他にも、下記のような質問もあり、心身への影響も知ることもできます。
- 気がはりつめている
- 何をするのも面倒だ
- ひどく疲れた
- 胃腸の具合が悪い
当てはまる質問が多ければ、知らず知らずのうちにこころや身体が負担を感じている状態といえますので、早めに対策を考えたいところです。
まとめ
仕事をしていれば、大なり小なり当てはまりそうな内容ですね。だからといって、「この程度のストレスは、誰にでもあるものだ」と思い込んで、我慢するのは禁物です。
ストレスがたまると、精神的に落ち込むだけでなく、からだの問題も引き起こします。長期にわたるストレスは、心臓や胃腸の問題、睡眠障害、免疫の低下などを引き起こすことがわかっています。また、大きな病気にならなくても、集中力や記憶力の低下、仕事や学習の効率低下など、日常生活の質を低下させることもあります。
ストレスは、放っておいてもなかなか解消しません。「たかがストレス」と侮っているうちに、いつの間にか負担が大きくならないようにしたいですね。
ストレスをゼロにすることは難しいものですが、自分自身のストレスレベルを知ることは、適切なストレス対処への第一歩です。
日々の生活の中で自分自身のストレスについてセルフチェックをすることで、自分のストレスが溜まっていることに気づくかもしれません。そんなときは、自分の状況を誰かに話すことで、気持ちの整理ができ、解決策に向かえることでしょう。どうぞKATAruruの心理師と話してみませんか。お気軽にご利用ください。
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■参考URL 厚生労働省 こころの耳「5分でできる職場のストレスセルフチェック」https://kokoro.mhlw.go.jp/check/